実は、幼稚園から大学生までサッカーをやっていたので、スポーツに携われる仕事に就くことを夢見ていました。そんな時、何気なく杉本商事の会社説明会に参加したところ、お客様のご要望を満たすために多彩な知識を持ち寄って最適な商品をご提案していくというその仕事内容にとても興味を持ちました。中でも、業種を問わない多彩なお客様と接点ができることで、色々な経験を積めるだけではなく、自分の工夫次第で自由に仕事ができるのではないかと思い、入社を決めました。その思いの通り、入社後はさまざまな業界のお客様とお仕事をする機会に恵まれ、充実感を得ながら仕事に取り組むことができました。
私が今、担当している仕事は卸営業です。扱っている商品の種類は幅広く、塗装の厚みや照明の明るさなどを調べる測定工具やドリルやヤスリといった機械工具、場合によってはマスクや消毒に使用するアルコール類も扱います。こうした商品を扱う中で、仕事で成果を出すためには付加価値を生み出すしか方法はないと思っています。なぜなら、商品は他の商社でも扱っている場合があるため、その中で当社を選んでいただくには、商品の魅力を訴求したり価格のメリットを打ち出したりするだけでは太刀打ちできません。そのため、お客様が気付かれていない潜在的な課題をお伝えしたり、他社よりも短い納期を可能にするなど、さまざまな付加価値を試行していきます。それを実現するため、日頃からメーカー様と顔を突き合わせて意見を交換し、どれだけ些細なご要望にも可能な限りお応えするなどして信頼を築くことを大切にしています。
幅広い業種のお客様と関わりを持つため、専門知識を深めるばかりでは対応力を高めることはできません。例えば、仕事とは無関係に見える、株やITに関する知識にも目を向けることで、お客様との会話の良い潤滑油やご提案をする際の説得材料として活用できました。また、業界を飛び越えた情報収集と共に、前例のないご提案も積極的に行っています。ある時には、受注を実現したい案件があった時には、所長に同行してもらいお客様が会社に出社される直前に直談判し、成果をあげたこともありました。全てはその時々の状況や流れを正確に判断し、形式にとらわれることなく勇気を持って行動した結果です。これからもその思いを大切に、前例のない事態を歓迎し、何事にも果敢に挑戦し続けていきたいと思っています。
